自分がキノの旅と出会ったのは偶然だった。 本当に暇をもてあましていたとき、一冊の本を姉の書棚から見つけたのが始まりだった。 その時はただ、「どんな本を読んで居るんだろう、漫画かな」と軽い気持ちで手に取った。 小説なので少々興ざめしたが、まぁ、暇だし。という事でその場で少し読み進めてみる。 初めて読んだのは４巻だった。 体に衝撃が走った。 「こんな小説もあるのか」。   しかしそれは、残酷な話を淡々と書いてある事にに対して抱いたものだった。 もしくは、淡々としているキノに対して、だったかもしれない。 その日はショックを受けそれで読むのをやめたが、しかし、翌日も読むこととなる。 あとがきが、おもしろかったからだ。 そして、キノの旅にドップリと、浸かった瞬間だった。     それからは、暇さえあればキノの旅を読むのが習慣になった。 学校にも持っていった。 そして、様々な国で様々な経験をした。   ――――だからこそ、言える。 「キノの旅は面白い」と。   少しでもキノの旅が広まるのを祈っています――――

と、なんか偉そうに、意味不明な文で書いたけど、要するに、

「キノの旅はきっと面白いから、一度騙されたと思って読んでみて」

ってことですｗ

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